JBS毛利様
いつもお世話になっておりますNです。電話口でうまくお伝えできなかったため、改めて妻からも意見を聴きながら講座の感想とお礼をお送りします。
今回の講座を通じて、味の評価に対する共通言語と認識の基盤をよく理解できました。まだ実感と完全に一致しているとは言えませんが、これから飲むコーヒーと照らし合わせつつ、資料やロースターの言葉を読み解くヒントとして活用していきたいと思います。
頭でっかちになるのは避けたいですが、今後コーヒーに関する情報がより複雑化して、本当とウソが混在する状況の中で、自分たちの舌を信じてお店を運営するためには、様々な立場の人の意見を丁寧に聞くことが大切だと感じています。
毛利さんの講座はいつもそうですが、これを通じて考える力を養いたいと思っています。長くなりましたが、今回確実に学んだことが一つあります。半年間、毛利さんの店で購入したコーヒーを飲み続け、コモディティーの豆との違いを舌ではっきりと実感しました。香りや甘味だけではなく、口の中のざらつきや飲み込んだ後の違和感が品質に如実に表れていることを感じました。どんなに知識を積み重ねても、実際に口で舌で体験することには敵わないということも今回よく理解しました。
知識に固執せず、経験にのみ頼らず、信頼できるところから豆を購入し、美味しいという感覚を大切にしていきたいと思います。いつも講座に参加させていただき、多くの心遣いをいただいて、
心から感謝しています。
焙煎